ガーデンプロデューサー/
デザイナーの思い
歓びや生きる力、
“心のエネルギー”
をお届けしたい。
私が本当に見たかった
「秘密の花園」がここにあります。
この数十年、さまざまなガーデンに携わってきました。「わぁ素敵」「わぁきれい」というお客さまの声や表情を目の当たりにし、心を解放したい、軽くしたい。感動したい。美しいものを見たい。その想いにお応えするのが、ガーデンの役割だと思っています。
「秘密の花園」は、こんなガーデンがあったらどんなに素敵だろうと密かに温めてきたプランです。花々に囲まれる没入空間に身を置いたら、本当に幸せな気持ちになっていただけるのかなと願っています。
また、私自身、この頃少しずつ、春と秋が短くなっているように感じるなど、時代の変化とともに気象環境も確実に変わってきています。昨今は、世界も社会も「持続可能な」という言葉をよく使いますね。
Megrass Garden Nagoya はサステナブル時代のデザインとして「宿根草(しゅっこんそう)」を多く取り入れながら、美しい四季の移ろいをお楽しみいただける、次代へとめぐりつづけるガーデンです。ご期待ください。
静岡県磐田市出身。造園業を営む夫の仕事を手伝ううち、一級造園施工管理技士を取得。1992年、日本で女性初の樹木医資格取得。ガーデンプロデューサーとして庭園の再生実績が豊富。1996年に大藤移植を成功させた「あしかがフラワーパーク」(栃木)は米CNN「世界の夢の旅行先10カ所」(2014)に選出される。2013年以降、「はままつフラワーパーク」(静岡)の理事長を務める。
何層もの
植栽図面を重ねた
風景です。
草花がリレーのように
“咲き繋ぎ”、印象が変化します。
花壇やガーデンの固定概念から1歩進んだ空間を作りたい、と構想をスタート。花の色を楽しむ感覚に加えて、植物のおもしろい質感や造形、地形さえもアートが感じられる場所になったらいいなと考え、風景をデザインしました。
ゾーンが混ざり合い世界観が少しずつ移り変わることで、空間全体が心地よく、個性さまざまな植物をゆっくりと見ていただきたいと思っています。
道端に自生している植物がつい気になって観察したり、欧米の街角やガーデンにみる、宿根草(しゅっこんそう)を巧みに組み合わせたナチュラリスティックな植栽の感性・考え方に刺激を受けるなど蓄積してきたアイデアを Megrass Garden Nagoya に取り入れました。
季節の移り変わりとともに開花する、多品種の宿根草(しゅっこんそう)たち。豊かな植物相によって、鳥や虫などの生き物が訪れる場所にもなってほしいと考えています。草花たちの生命(いのち)の営みと、それが創る風景の変化を、ぜひ何度でもお楽しみください。
静岡県浜松市出身。ランドスケープ&ガーデンデザイナー。東京農業大学造園学科を卒業。ランドスケープコンサルタント会社を経て渡英。英国の大学でガーデンデザインを学び、帰国後は浜松市を拠点に活動。浜名湖花博などの国際的な園芸イベントの設計や運営に携わるほか、個人庭園や公共空間の設計、植栽デザインなどを手がける。世界最大級のデザインコンペ「A’Design Award & Competition 」にて、2015年Landscape Planning & Garden Design部門 銀賞を受賞するなど、数々の賞を受賞。
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